スタッフインタビュー

みんなのママ友になれたら
障がいのあるお子さんたちが日中や放課後を過ごす場所で、児童指導員として働く山木さん。15年のキャリアの中で3回の妊娠・出産を経験し、仕事の視点にも変化がありました。小学生の心に芽生えたこの仕事への想いは、今社会へ向けて大きな枝葉を広げようとしています。
プロフィール写真
山木 寛子
あそびのひろば こかげ
児童指導員 / 勤続15年
茨城県出身
社会福祉学科卒業後、新卒で幹に配属。4年目にこかげへ異動し、その後3回の産休・育休を取得。現在に至る。

Q.大樹で働こうと思ったきっかけは?

A.もともと障がい児の福祉に関わりたくて、就活の時に全国でも取り組みが進んでいる横浜市(実家から遠く、一人暮らしもできるので(笑))の福祉事業所でそのような仕事ができる場所を探していました。当時はなかなかそういう場所はなく、かろうじて見つけたのが幹の「一時ケア・ショートステイ事業」「おもちゃ文庫」。成人の方だけでなく、お子さんも地域の中で見ていこうという事業だったので志望しました。
小学生の頃からクラスのダウン症の友達のお手伝いを自然と楽しんでやっていて、障がいのある方に関わることが好きだったのだと思います。教室の移動やお着替えのお手伝い、プライベートでもよく遊んでいました。
インタビュー中の様子

Q.どんな仕事をしているんですか?

A.こかげに通ってきているのは、発達が気になる幼児期と小学生のお子さんたち。集団生活の中でコミュニケーションの支援だったり、その子にとっての自立支援に取り組んだりしています。一番大切にしているのは「楽しく」参加してもらえることですね。まずはここに来てもらわないと何も始まらないので、ベースはそこにあります。
子供たちの色鮮やかな作品
近所の川原で記念撮影

Q.仕事を続けている原動力は?

A.お子さんの成長を感じて、ご家族と喜びを共有する時間をとても大切にしています。
私は途中で支援者だけではなく「親」の立場にもなり、視点が全然ちがうことに気づきました。支援者は「そこはイライラしないで関わりましょうよ」と思っても、母親になるとそれが難しいんですよ(笑)。イライラしちゃうこともある。お母さんたちにすごく共感できるようになりました。そして、ここで支援者として得たもの(接し方など)は、自分の子どもに対しても活かせていると思います。子どもの成長過程をある程度見通せるようになりました。
あとはとにかく子どもたちが楽しそうにしている、その笑顔がやりがいだったりします。

Q.悩んだ時はどうしていますか?

A.どういう支援をしたら良いのか考えたりすることはもちろんありますが、支援の仕事というのは一人で抱え込んではいけないもの。スタッフ同士の連携がしっかりした、良い職場環境ですよ。

Q.これから大樹でチャレンジしたいことは?

A.子育てしているお母さんたちは不安を抱えているはず。だから、もっと幅広く社会全体で子どもを育てていけるような仕組みづくりをしていけたらいいなと思っています。私自身もいろいろと支えてもらって子育てをしてきたので・・・地域の支えがないと子どもは育てられないですから。
まずは遊びに来て、気軽に話せる場所をもっと充実していけたらいいなぁ。そこで「近所の人」とか「ママ友」みたいな感じで支援ができたらいいな、というのが私の理想です。

スタッフにココがやさしい

ママに必須!「育短」期間の延長

一般的に「育短」(育児短時間勤務)が許されるのは子どもが3歳になるまでなのですが、大樹では小学生になるまで取ることができます。育短がなければ、子どものお迎えは19:00・・・生活を回していくことができません!
子供の具合が悪い時にも休みやすく、他のスタッフに助けてもらえる環境が整っていて、本当にありがたいなと思っています。
 

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